...2012/01/01 02:09...
リンク元→西日本新聞社ークロスMAX GETコア
音楽は私を勇気づけてくれる 歌手 YUIさん(23)
 ―新作「HOLIDAYS IN THE SUN」は、ドライブで聴きたい一枚です。
 YUI 花火とか海とかドライブとか、きらきらしたイメージを詰め込んだ。2年3カ月ぶりのアルバムだったので、少し時間をかけて作りました。
―1年ほど“リフレッシュ休暇”を挟みました。
YUI 17歳でデビューして、いい時間を過ごしてたくさん刺激もあったけど、走ってると景色が通り過ぎちゃう。見ないままはもったいないな、じっくり見てみたいなと思って、休ませてもらいました。
―どんなことをして過ごしましたか。
YUI 車の免許を取りました。それと突然ニューヨークに行こうと思い付いて、母に「付いてきてくれる?」って言って。「マンマ・ミーア!」とかのお芝居や、アッシャー(R&B歌手)のライブとか、たくさん見ました。すごい盛り上がりで、お客さんとのキャッチボールの仕方が刺激になりました。(ジョン・レノンが住んでいた)ダコタハウスに行ったら、(オノ)ヨーコさんが出てきてびっくりした。ビートルズも聴いていたので。 ―いい経験をして、できた作品なのですね。
YUI レコーディングもリラックスしてできたので、楽しい感じが作品にも出てると思う。肩の力を抜いた状態だと、いろんな感覚を受け止められるので、何事にもオープンでありたいなと思ってます。
―シングルにもなった「to Mother」は母への思いがこもっています。
 YUI 大切な人、こと、ものについて曲を書きたいと思って作った。でも聴く人には、身近な友達でも恋人でも、いろんなとらえ方をしてもらったらうれしい。
―福岡市での「HIGHER GROUND」など、夏フェスに多く出演されました。10月は福岡と熊本でライブもあります。
YUI 夏フェスは、そこに来ている人の楽しそうな表情を眺めてるのが好きだし、他の人のライブを見るのも好き。自分のライブでは、キャッチボールも楽しみだけど、リハーサル中に客席からステージを見て、こんな感じで音楽が広がるんだ、っていうのを感じています。
―YUIさんにとって音楽とは? YUI デビュー当時から「音楽がないと生きていけない」と答えてきて、それは今でも変わっていない。喜怒哀楽、いろんな聴き方があるんですけど、ハッピーで勇気づけてくれる存在です。 ―路上で歌っていたころから、福岡は変わりましたか?
YUI いい意味で、大きくは変わってない。いろんな人が「いい街」と言ってくれるのでうれしい。でも工事中の博多駅は変わったのかな? あそこにあるパン屋さん…いつも朝甘い香りをかいで、「おなか減ったぁ」と思いながら高校行ってました。
▼YUI(ゆい)さんは1987年生まれ、福岡県出身。2005年にシングル「feel my soul」でメジャーデビュー。7月に4枚目のオリジナルアルバム「HOLIDAYS IN THE SUN」を発売。10月21日に熊本市の崇城大学市民ホール(熊本市民会館)、22日に福岡市の福岡サンパレスでライブ(チケットは完売)。
=2010/09/12付 西日本新聞朝刊=
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